ベクトログ

徒然を赴くままに

「ヱヴァンゲリオンと日本刀展」に行ってみて

先日、東京上野の森美術館で開催されていた、「ヱヴァンゲリオンと日本刀展」に行ってきました。

 

以前から気になっていたのですが、この題名を最初に見た時、「ヱヴァンゲリオンと日本刀にどういう関係が?」と思ったのが率直な感想でした。ヱヴァンゲリオンについては、かなり流行からは遅れていますが、数年前、僕が大学生のころにハマって、毎日観ていたのですが、日本刀なんて出てこなかったなーと。

 

で、行ってわかりましたが、「ヱヴァンゲリオンANIMA」という原作から展開したアナザーストーリーでヱヴァがソード系の武器を使うことから、この企画展が生まれたんですね。ファンの方にはお恥ずかしい限りです。

 

そんな無知な僕ですが、この展示を見て、「これがwin-winの関係というものなんだな」と実感できました。

 

ヱヴァンゲリオンは、若い世代から中年の方まで、今でも幅広く根強いファンがいます。僕のようなにわかファンでも行きたいなと思うので、ヱヴァ関連のイベントに詰めかけるファンの方はとても多いと思います。また、「ヱヴァンゲリオン新劇場版Q」がちょうど一年ほど前に公開され、次回作の公開が待望されていますが、まだ公開予定日は未定となっています。ファンの熱を冷まさないようにするためにも、いいタイミングでの企画だったのでは。

 

一方、日本刀の主催側からすると、日本刀の製造プロセスや職人の方々について、若い世代が知る機会というのはそうなかったと思います。僕も日本刀の作り方、どういう方々が作っているのかはじめて知りましたし、日本の伝統技術・産業について興味をそそられました。「まずは知ってもらう」という目的のため(本来の意図は不明ですが)には、足を運ぶのにとても行きやすい展示会だと思いました。

 

win-winを作る」ことがよく謳われますが、実際にそのような関係を作ることは、お互いの利害関係があり、多くの場合、チャレンジングだと思います。

今回のような展示を参考に、自分の仕事でもwin-winについて考えていこうと思いました。